定期歯科検診の受診率は?

近年の歯科治療は

『痛くなってから行く』

ではなく

『痛くならないために行く』

が主流となっています。

いわゆる『予防歯科』の時代です。

祖父から継承した当初は、患者さんも『痛い』の方が多かったのですが

10年以上経った今は『検診』でいらっしゃる方がとても多いです。

もちろんお口の中の環境、年齢、歯ブラシの技術力、多忙度などが人によって全く違います。

それらの条件によって定期検診を受ける期間を

患者さんが無理のない範囲でカウンセリングしながら設定しているので

当院のリコール率は7割ほどとなっております。

実のところ、日によっては検診の枠は埋まっていて治療の枠は空いているなんてことも珍しくありません。(^^;)

 

また、検診に来ていただいてると

万が一何か起きた時に

歯科医師も患者さんを把握しているので対応しやすいですし

患者さんも病院探しからでなく

迷うことなくすぐに当院へに電話してくださいます。

これがかかりつけ歯科医を作っておく大きな強みではないでしょうか。

 

そこで、ここ数年の検診受診率を調べたところ

1年の中で多い月と少ない月があることが判明しました。

少ない月:1月、2月、10月

多い月:5月、6月、9月

感覚としては12月なんかは多いイメージだったのですが、、、

痛いわけではないので

気候が良さそうな季節の方が足が向くのかもしれませんね。

なんにせよ、定期検診を受けている方が

健口寿命が明らかに長くなることは証明されているので

ぜひ痛くならないために歯科へいらっしゃってください。

 

 

マイナ保険証利用促進のための医療機関等への支援が行われています

東京は先日は雪も降り、寒い日が続いております。

本当に関東は雪に不慣れで、すぐに大混乱となってしまいます。

以前マイナ保険証を導入したことをブログにて報告しました。

オンライン資格確認(マイナ受付)を導入しました(2023.3)

裏話として、実際この機械を導入するのも思ったより大変でした。

NTTのネット回線を変えたり(個人情報を扱うので通常のネットワークは不可)

電子カルテに対応させたり

専用のパソコンを購入したり

申請書類を提出したり。

結局、かかった費用も補助金を大きく上回ってしまいました、、、

保険治療を行う医療機関は去年の4月から導入を義務化されてしまったので

当時は歯科医師会の多くの先生方が

混乱のもと大急ぎで導入作業をしたという話を聞いたものです。

 

まもなく1年が経ちますが、

当院でマイナンバーで受診する患者さんはトータル10人くらいでしょうか(@ー@;)

全国的にも利用率は4%と、

なかなか社会に浸透していないようで

厚生労働省はついに

たくさんマイナ保険証で患者さんを受付したらその都度ボーナスをあげるよ

作戦を実施することにしたようです。

 

期間内に利用率が大きければ大きいほど支援金が多くなるようです。

こうなってくるとスタッフ総出でマイナ保険証狩りを行う病院も出てくるかもしれませんね。(汗)

ただ国もそんなに甘くはなく

最低ラインは1台あたり500人を超えることが条件

歯科は内科的ではなく外科的な治療が多いので

患者さんに費やす時間を割くわけにはいかず

1日に診療できる人数はそう多くありません。

この条件はうちのような小さな町の歯科診療所では、正直厳しいです、、、(。。)

ちなみに、国家公務員のマイナ保険証利用率も4%と低いらしいのでこちらも大きな課題ですね。

12月に紙の保険証廃止に向けておよそ887億円の予算を投じる対策のようですが

どれほど利用率があがるのか想像がつきません。

 

 

 

顎関節症と女性

このブログは2009年に書いたものを少し編集したものです。

以前のHPに載せていたものですが、興味がある方が多いようなので

こちらにもアップしました。

—————————————————————————————–

さて、今私は「顎関節症と性差」について調べています。
なぜかって?
顎関節症の治療に来る方は圧倒的に女性が多いのが不思議だったからです。
ちなみに私も口を開けると右の顎関節がコキッと鳴ります・・・

このページを見て思い当たる方もいると思うので、少しだけ紹介しようと思います♪

一般に顎関節症で多いのは、
*口を大きく開けると雑音が聞こえる(私みたいに)
*口が開かない
*顎関節のあたりが痛い

のどれかです。

そして、病院に来られるのはほとんどが若い女性・・・
だいたい男性の3~9倍です。

なぜか!?
実はこれははっきり研究が進んでいません。
今の所、原因として挙げられているのは

①ストレス
②男性と比べ筋肉や骨が弱い
③月経などがあるため自分の体に興味がある

そして唯一、ちゃんとした研究がされているのが『女性ホルモン』です。

顎関節症の女性の女性ホルモンが高くなるにつれて、
血中のストレス物質が高くなるという結果があります。

また、女性ホルモンが低下する月経前&月経中は筋肉の痛みが憎悪するともいわれています。

つまり、女性であることが顎関節症になりやすいということですね(T0T)

顎関節症は安静にしてるのが1番ですが、

おしゃべりしたり、食事したり、あくびしたりとなかなか出来ないのが現実・・・

とりあえず、顎関節症かな?っと思ったらわざと口を開けるようなことはしないでください。
ついつい

『私、顎がなるのよ♪』って人に見せてみたり、

『どこまで開けられるかな・・・』

なんてためしに開いたりしちゃうものなんですよね(^■^;)

今年もありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年もあっという間に残り僅かとなりました。

年末年始のお休みが当医院では

12/28から1/4までとなります。

さて、来年の干支は皆さんご存知の通り辰年となります。

辰は想像上の生き物である龍に例えられていますが、辰が干支に入っている正確な理由は分かっていないみたいです。

龍は中国では神聖で強力な存在であり成功の象徴と言われています。

何だか縁起が良さそうなので、2024年も良い年になることを祈っています。

2023年は別部歯科が開業して100年という節目の年でした。

無事に乗り切り、これからも続けていけるよう精進したいと思います。

 

予防歯科で注目されるバクテリアセラピー

11月8日は「良い歯の日」ということで

TVでも特にこの時期はお口の中の健康について良く取り上げられます。

歯周病や口臭を予防するにはブラッシングや歯科健診は昔から言われていますが

最近では、お口の中の細菌をコントロールするバクテリアセラピーというのが

注目されています。

簡単に言えばお口の中の善玉菌を増やして、悪さをする悪玉菌を減らそうという治療です。

お口の中で善玉菌となる代表が乳酸菌ですが、当院ではその中でも「L8020株」をお勧めしています。

以前にもブログで紹介しましたので気になる方は読んでみてくださいね。

L8020菌を取り入れよう

 

今週末は中央区健康福祉まつりです

今年の夏はあちらこちらでイベントが開催されて賑わっていました。

猛暑を通り越して灼熱の暑さで大変でしたが

夏が終わってしまうと何となく寂しい気持ちになりますね。

10月22日は毎年恒例の『中央区健康福祉まつり』が開催されます。

当院でも「よい歯のすこやか家族」「8020達成者」で推薦した方々の

表彰があると思います。

中央区では、今週からハッピーハロウィンウィークも始まるので

楽しみがいっぱいです。

綺麗な歯を目指す2

今回は綺麗な歯シリーズの続きです。

生えてきたばかりの歯に比べ、

大人の歯は日々の生活の中で様々な刺激にさらされて

歯の内部には色素などが取り込まれていきます。

また人種によってもオリジナルの歯の色は違います。

 

表面上の汚れは前回お話しした外壁の対応で綺麗になりますが

内部の色はどうしようもありません。

そもそも歯の白さは光を透過する事によって白く見えるため

内部に色素が取り込まれていくと少しずつくすんだ色となります。

よって、光の通りを良くして白くするためには

内部に取り込まれた色素を分解する必要があります。

その方法としてホワイトニングがあります。

ホワイトニングには病院で行う方法と自宅で行う方法の2パターンあります。

また妊娠中などお身体の状態によっては施術出来ない場合もあります。

マスクを外す機会も増えてきたこの機会に

ご興味のある方はぜひ一度カウンセリングをお待ちしております。