小児歯科

小児歯科

    乳歯が生え始めたら

  • 歯のお手入れキッズ「生涯むし歯のない歯」への第一歩はここから始まります。
    まず、お父さまお母さまの協力なくしては成しえません。

    乳歯の時期の子どもの歯は、真っ白でとてもきれいです。子どもの歯もおとなの歯と同じ構造ですが、子どもの歯は表面のエナメル質が薄くて弱いのです。ていねいなブラッシングと予防対策で子どもの歯をむし歯から守りましょう。

  • フッ素

    当診療所では定期的にフッ化物の塗布をおこなっています。
    フッ素は歯の表面のエナメル質を保護し、より硬い構造へと変化させます。さらに唾液の働きを活発にさせ、唾液に含まれるミネラルの沈着を促進して歯の再石灰化を助けます。

  • シーラント

    奥歯の細かい溝は歯ブラシが届きにくく、完全にきれいにするのが難しい場所です。
    シーラントは、奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋める処置です。乳歯の奥歯や生えたばかりの6歳臼歯はむし歯になりやすい歯ですが、シーラントをおこなうことによって食べカスがたまりにくくなり、むし歯の予防に有効です。

    お口の成長に影響するくせや習慣を改善しましょう

  • 口呼吸
  • "口呼吸

    まだ上手に鼻をかむことができない乳幼児では、鼻づまりなどが原因で呼吸がしづらくなってしまうと、口で呼吸をしたほうが楽にたくさんの酸素を取り込めるために口呼吸が習慣化してしまいます。
    口が空いていると舌が下がってしまい、口の周りの筋肉や舌の筋肉が弱くなり、あごの成長にも影響を与えてしまいます。

  • 指しゃぶり
  • 指しゃぶり

    爪噛みや指しゃぶりなどのくせは、歯並びに影響を与えるため注意が必要です。
    舌が歯に与える力などはごく小さいものですが、小児期の骨形成には弱くても継続的にかかる力が大きな影響を与えてしまいます。

    指しゃぶりは4歳になるまでには卒業しましょう。

  • 頬づえ
  • ほおづえ

    お口の健康に影響を及ぼすくせで特に気をつけたいのは、姿勢によるものです。
    背中を丸めてあごを突き出して立つような姿勢や、座っている時にはいつも頬づえをついているなど、習慣的になっているくせもよくありません。

    お子さんが学習しているときや本を読んだり何かに熱中しているとき、片側でよく頬づえをついていることはありませんか。
    この場合、頭の重みを片方のあごで支えてしまうため、顔の骨や骨格を変形させて左右のバランスに歪みを生じさせてしまいます。

  • 寝姿勢
  • 寝姿勢

    頭の重さは年齢によって違いますが、およそ4~5kgといわれています。
    うつ伏せで寝る習慣のあるお子さんは、その頭の重さを片方のあごにのせていることになります。

    睡眠は成長期のお子さんにとって、成長ホルモンが活発に分泌される大切な時間帯です。あごも大きく成長しようとしているのに、重い頭で枕に押し付けられてしまっていては、正しいあごの成長、歯列の形成に悪影響を与えてしまいます。
    うつ伏せや横向きで寝ているときは、そっと上を向けてあげてください。

  • いびき
  • いびきをかく

    小児のいびきは、成人のいびきとは発症原因が違うところが多く、注意が必要です。
    いびきだけでなく、荒い鼻息やうめき、あえぎや咳といった症状が睡眠中によくみられる、また頻繁に寝返りをうって寝相が悪いというのも、気道を確保するために行っている可能性があります。

      『小児の睡眠時無呼吸』へ >>

小児歯科では、お子さまのお口の成長と全身の健康に関わるさまざまな要因を一緒に改善しながら、予防・メンテナンスをおこなっています。
お子さまのようすで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。