口腔外科治療
- 親知らず(智歯)の抜歯
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口腔外科の治療で一般的なのが親知らずの治療です。
顔の中心の歯から奥の方へ数えて8番目に生えくる歯のことで、智歯(ちし)または第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)とも呼びます。親知らずの生え方には個人差があり、まっすぐ生えなかったり、炎症や虫歯を起こしてしまった場合は抜歯が必要になります。
また、特殊な生え方であったり神経に近接している場合は、連携病院に紹介することもあります。
口腔外科で行われる主な治療
- 食生活の変化によってあごが小さくなってきた現代人は、親知らずの生えるスペースがなく横になったまま手前の歯を圧迫したり、歯肉に炎症を起こしたりと、親知らずが引き起こすトラブルは少なくありません。
- 顎関節症治療
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ここ十数年で急激に増加しているのが、顎関節の痛みを訴える患者さまです。
歯や骨が成長する10代から増え始め、20~30代の女性に多く発症しています。重症になると症状や痛みが全身に及んだり、開口障害による食事困難から精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。
- 下顎の上端(関節頭)と上顎のくぼみの間には関節円板という組織があり、骨同士が直接擦れ合わないようクッションの役目をしています。
この関節円板が歯ぎしりなどの咬み合わせ異常、ストレスなどにより炎症を起こし、スムーズに動かなくなってしまうと、口の開閉時にカクカクと音がしたり、口を開けようとすると痛みで大きく開けられないなどの症状がでます。
- 事故や転倒による外傷
- 思わぬ事故や転倒などにより口腔周囲をケガすることがあります。唇を切った、歯が折れた、あごや頬の骨折なども口腔外科の治療となります。
- 口腔内のできもの
- お口の中はとてもデリケートです。硬い歯ブラシや矯正器具、自分の歯などの小さな刺激でも唇や頬の内側の粘膜を傷つけてしまうことがあります。
また、放置していれば口腔がんの原因になる病気が潜んでいることもあります。当診療所では口腔がん検診を行っています。
ご希望の方は受付までお問い合わせください。