認知症と歯周病の関係を見直そう

長く続いた雨も終わり、過ごしやすい日々が続いていますね。

最近気になるのは、一人暮らしの高齢の方の引越しです。

団塊の世代の方々が後期高齢者となり、

お子さんの近くに越したり

地方に家を買ったりして

東京から引っ越すからそれまでに悪くなりそうなところを

治療して欲しいですとか

お世話になりましたと菓子折りを持ってご挨拶にいらっしゃる方が

何人かいらっしゃいました。

 

 

今回は高齢者と歯科に関連する話題として

認知症と歯周病の密接な関係を書きたいと思います。

 

<70代からの健康を脅かす「二大疾患」>

70代を迎えた頃、多くの方が直面する健康の大きな壁の一つが

「アルツハイマー型認知症」です。

そしてもう一つが日本人の約8割が罹患しているとされる「歯周病」です。

 

これらは一見全く関係のない病気にみえますが、

口腔内の歯周病菌が血液に乗って脳に達し、

認知症加速させるという事実が明らかになっています。

 

私たちは皆知らず知らずのうちに歯周病という時限爆弾を口の中に抱えているかもしれません。

特に70代で認知症が急増する背景には

中年期から長年蓄積された歯周病の慢性炎症が

大きく関わっていると考えられています。

 

<脳の健康を守る対策=認証リスクを遠ざける口腔ケア>

では歯周病菌を効率的かつ効果的に除去し、

認知症リスクを遠ざける為に以下のアイテムを毎日のセルフケアに取り入れましょう!

*デンタルフロス→ 歯と歯の間に潜む汚れを除去しましょう

:歯間ブラシ→ 歯間部に隙間がある方におススメです。サイズを歯科医院で相談し適切に使用しましょう

*洗口液→ 抗菌作用のある洗口液はブラッシング後の残存歯を減らし口腔内環境の悪化を防ぎます。

歯ブラシに加えこれらのアイテムで口腔内全部のバイオフィルム(菌の集合体)を破壊する事が血液への侵入を防ぐ第一歩になります。

 

もちろんセルフケアだけでなく定期的な歯科健診と、歯科医師や歯科衛生士が行う「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥ-ス・クリーニング)を受けることは最も有効な手段です。

理想的な受診頻度は患者様の口腔内状況によって異なりますが、3か月~半年に一度ケアがおススメです。

 

歯周病は沈黙の病とも言われ、高齢者になってからではすでに発症していることが多い病です。

忙しいとは思いますが、特に歯周病リスクが高まる40代、50代は

自覚症状がなくてもご自身で行うセルフケアに加え

定期検診やクリーニングでお口の中の環境を整えることが

健康的な老後に繋がっていきます。