歯科医師への道 その1

 

海外でのお話になりますが

先日、歯科医院に勤務する助手さんが

廃棄処分された医療器具を持ち去り歯科医師を名乗って

無免許で格安治療をしたとして逮捕されました。

安かろう悪かろうで失敗しても患者さんはそこまで文句は言わないのかもしれませんが、これは決っして、あってはならない事です。

日本を含め、どの国でも

歯科医師はまず免許を取得するのが、結構大変です。

また、歯科治療も難しいものから比較的簡単なものもありますが

いずれも見様見真似でできるような事ではないと思います。

 

日本ではまず、歯科大学(6年制)にて基礎科目や臨床の勉強をします。

5年生に進級する際に、国が定めた筆記と実技の試験があります。

その後臨床実習を修了し、卒業試験をパスしたら国家試験があります。

卒業試験や国家試験を含めると毎年半分以上の歯科学生が落とされる事になります。

無事に国家試験を通過したら歯科医師免許が交付されるのですが、

大抵は研修医を1〜2年行います。

ここまでの過程を経て、晴れて歯科医師としてのキャリアがスタートします。