銀歯といえば、
保険でむし歯を治療するときに
一番と言っていいほどメジャーな修復方法です。
その銀歯の材料は12%金銀パラジウムという化合物。
この中のパラジウムは主にロシア産。
新型コロナウイルスの影響で、ただでさえ値段が上がっていたのに
このロシアとウクライナの戦争で絶賛爆上がり中です。
ざっと金銀パラジウム30g(1袋)の価格変動を調べてみました。
1992.3月 6700円
2002.3月 13000円
2012.3月 24000円
ここから新型コロナ流行
2020.3月 73000円
2021.3月 80200円
2022.3月 101900円!?(ロシアVSウクライナ勃発)
ここ30年でおよそ15倍に跳ね上がってしまいました。
現在は、保険点数では材料費や技工料などが足りないため
銀歯治療をすればするほど赤字になってしまう状況にあります。
このあまりにもひどい状況に
昨日のニュースで政府与党が支援金等の緊急対応策を検討し、
4月中にまとめるというニュースが発表されていました。
そして4月からの保険改定で、
銀歯の代わりにハイブリッドセラミックスやチタンを使う
むし歯治療の範囲が拡大されたりと
これからの保険歯科治療は大きく変化していきそうです。