歯ブラシでインフルエンザに立ち向かおう

もう直ぐ2025年も終わりますね。

ただでさえ忙しい年末なのに、インフルエンザが猛威をふるっています。

当院の患者さんも、発熱や体調不良でキャンセルされる方がちらほらおります。

今年は大流行などとニュースでみますが、皆さんどんな予防をされていますか?

うがいや手洗いは一般的にいわれるところですね。

先日論文で、

「インフルエンザ」と「歯周病」という

一見全く関係ないように思える二つの疾患が

実は密接な関係があると発表されました。

それは、歯周病菌の持つある「毒素」が

インフルエンザウイルスの侵入を手助けするというものです。

しかも、身体の奥深くにある細胞にまでウイルスを連れていくんだとか。

つまり口腔環境が悪く、歯周病に罹患した人は歯が悪くなるだけでなく

「インフルエンザに感染しやすく、重症化しやすい」

というダブルの弱点を持っているということになります。

歯周病菌は、抗生物質や免疫だけでは除去できません。

丁寧な歯磨きで歯垢(プラーク)を除去することが、

細菌数を手っ取り早く除去できる方法となります。

ぜひこの時期は、いつもより念入りにお口の中をケアしておきましょう!