肺がんになりやすい人はお口の中にも違いがあるらしい

先日、国立がんセンターの研究結果でとても興味深い記事を見つけました。

肺がんになりやすい人のお口の中の微生物はそうでない人のお口の中と違いがある

というもの。

今までは、遺伝的な理由や喫煙などの環境因子が主に認知されていましたが

まさかお口の中の微生物にも違いがあったとは。

この記事によると

①細菌数が圧倒的に多い

②その中でも「ファーミキューテス」という種類が多いと危険性が高まる

とのことでした。

ファーミキューテスとはどんな細菌なのでしょうか。

こんな種類の細菌たちがファーミキューテスの分類に入るようです。

むし歯はストレプトコッカスミュータンスという菌によるものが多いですが

むし歯を促進するのを手伝うのにラクトバチルスがあります。

他にも重度の歯周病に見られる細菌だったり。

つまり、お口の中を清潔に保つことは肺がん予防につながると言えるでしょう。

最近では、新型コロナウィルスが重症化している患者さんの口の中は

軽症の方に比べて100倍の細菌がいるという論文も出てきているくらいなので

是非ともお口のクリーニングをもっと習慣化していきたいところです。